絵を描く際の「観察の精度」は、美術解剖学の知識をどのように活用するかに大きく影響します。 1. 「見たまま」が招く落とし穴:肩甲骨の事例から 美術解剖学を研究して描かれるにも関わらず、肩甲骨の可動制限が無視 […]


2024年9月1日
連載7 改めて「デッサン」とはどういうこ・・・
質問9 「紙にえんぴつ」以外でデッサン的なものは何かありますか? → 粘土で望像を作る(別の3D空間に「もの」を「作る」ところが似ている) 舞台の大道具・小道具を配置する(異世界空間をつくるところが似ている […]

2024年8月12日
連載5 改めて「デッサン」とはどういうこ・・・
質問4 デッサンはムダ。もう3DCGでいいじゃないですか! →デッサンにおける3次元空間の構築は手を通じて行われます。感覚が統合された、自然の状態のままです。 一方3DCGは、素体を作り、テクスチャーを乗せ、エフェクト […]

2024年7月30日
連載3 改めて「デッサン」とはどういうこ・・・
最初の質問に戻ります。 質問1 デッサンとは「木炭を使って対象に本物そっくりに描くこと」ですか →違います。 対象をきっかけにして、自分自身が臨場感を持ってワクワクするような異世界空間を画面という窓枠の向こう側に作ること […]

2024年7月24日
連載2 改めて「デッサン」とはどういうこ・・・
デッサンは「3次元空間(限定)を別の3次元空間に置き換えること。」 と実験的に考えると(前回の「連載1」より)、さらに次のような答えが導き出されます。 他人から見ると「絵を描いているよう」ように見えるが、 […]

2024年7月15日
連載1 改めて「デッサン」とはどういうこ・・・
質問(1)なぜ写真にトレぺをかけて紙に転写するのはダメなのか、あなたの考えを教えてください。 の前に、実はもっと根本的な疑問があります。 質間(0)「木炭を使って、対象を本物そっくりに描くこと […]

2024年7月8日
連載0 改めて「デッサン」とはどういうこ・・・
(思考実験) あなたは学校の美術の先生です。生徒の皆さんに夏休みの宿題として「デッサン」を課しました。 1 りんごをデッサンして提出すること 2 画材は画用紙と鉛筆 3 本物をよく見てデッサンすること &n […]

2024年1月1日
人に何かを教える1
私は美術のインストラクターをしていますが、会社で新人に貿易実務を教える役目も与えられています。 貿易商社に応募してくる人たちは外国に興味はありますが、貿易の知識は全員ほとんどゼロです。 そのような人たちに最初に貿易の概念 […]

2023年9月16日
影と陰の形を選り分ける
8月に大阪十三(じゅうそう)にあるアトリエCaimaさんにて、夏休み特別企画のワークショップにインストラクターとして参加させていただきました。 今回のお題は明暗をデッサン的に捉える練習です。 […]

2023年5月11日
あなたにとってのリアリティ-前芝武史さん・・・
「あなたの感じていることを誰かに届けることが芸術の出発点です。 つまり、まずはあなたが感じることが大事。 たとえ技術的に上手かったとしても、あなたが何も感じていないなら、 一体何 […]