「芸」という漢字の語源を辿ると「両手を使って、苗木を土に植えること」だそうです。
私は、何か今時の流行りの概念に振り回されそうになる時、いつも語源を辿ります。
すると、今まで曖昧だった概念が、くっきりと明確になるからです。
「術」こちらなどは手を使って何かするイメージがありますが、なんと元々は「呪術」のことだったとか。
つまり、超能力ですね。マジカルなマインドパワーです。
「手」の存在はどこにもありません。
したがって「芸術」は必ず手を使う必要がありますが、「美術」は必ずしもそうでなくて良い余地があります。
コンセプチュアルアートは「何かを生み出している」点でまだ「芸」だと思いますが、
あまりに哲学や理論により過ぎたものは、私にとっては芸術とは考えられません。
・両手を使わないもの
・自然に触れないもの
・何ものかを育まないもの
は「芸」ではないと思うのです。
「なんでもあり」というのは、最終的には自らを貧しくしてしまうのではないでしょうか。



