「あなたの感じていることを誰かに届けることが芸術の出発点です。
つまり、まずはあなたが感じることが大事。
たとえ技術的に上手かったとしても、あなたが何も感じていないなら、
一体何を届けるというのでしょう?
感じていることを表に出すのは勇気がいります。
もしかしたら、受け入れてもらえないかもしれません。
あなたがそれを怖いと感じていたら、それがそのまま伝わります。
だから、相手に投げつけるようなものではなく、
シニカルに「ま、こんなものでしょ」と諦めるようなものでもなく、
空回りしながらでも、
精一杯、大事なものを丁寧に包み込むような作品であるべきです。
さあ、あなたは何を感じているのでしょうか?
私はそれを見て、素朴に驚いてみたい。
あなたにとってのリアルを、あなたの手で、世界に届けてみませんか?」
前芝武史さんの作品は、こんな感じで静かに、温かく語りかけてくれます。
アカデミック造形研究プロジェクト第4弾
「前芝武史の世界と美術解剖学展」
2023・5・29〜6・3 兵庫教育大学講堂・ギャラリーホワイエ
他の誰より、私が一番楽しみです(^^)