新年あけましておめでとうございます
お正月中に今年やることの大まかなスケジューリングを考えておりますと、既にお尻に火がついているアタリです。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、タイトルのブーバ/キキ効果ですが、何じゃこれ?の方が多いと思います。
しかもこれは絵を描くことに深く関係しています。
Wikipediaにも詳細が掲載されていますが、要するに
トゲトケの形とまあるい形、どっちが「ブーバ」さんで、どっちが「キキ」さんでしょう。
ということです。
で、これに正解はありません。ありませんが、
たいていの人はトゲトゲを「キキ」さん、まるまるを「ブーバ」さんと判断します
ブーバもキキも全く意味はありません。単純に音声だけの言葉です。
でも、人は一般的に図形に対して似つかわしい音声を結びつけてしまいます。
逆もまた真なり、で、ある音に対してより似つかわしい図形を連想する傾向があります。
つまり、それが人の感性にとって自然なありようなのです。
言語の好例はオノマトペですが、絵画も同じ。
人間の図像に対する感性は視覚だけではなく、聴覚や触覚と密接に結びついています。
触ってみて、「硬いな」「あれ、意外と柔らかいな」「あったかいな」
と実際に感じることが描く像に極端に影響しますし、
それを見る人にも生理的調和を感じさせます。
これは描く人にとっては怖いことで
ブーバ感のある形に「キキ」と名付けると、相当逆張りで意識的に狙わないと
「なんか、うまいけどイマイチしっくりこない」=生理的違和感
という結果になりがちである、ということです。
今年のアタリの抱負「ブーバ/キキ効果」w。
皆様の今年の抱負はどんなものでしょうか。