なかなか更新できず、申し訳ございません。
去年の個展でのトークイベントでご一緒させていただいた兵庫教育大学の前芝武史教授、美術解剖学モデルの海斗さん、
お二人のお力添えのもとに、今年「アカデミック造形研究プロジェクト」を立ち上げました。
1 アカデミックって何?
「アカデミック」…うわあ…硬そー。てか意味分かんないわー。と、お思いの皆様。
要するに、何のプロジェクトなのかと言いますと、
色々普通の私がレオナルド・ダ・ビンチみたいになるにはどうしたらいいのかなぁ
を、造形を通じて実践・研究していくプロジェクトです。
2「造形を通じて」がミソ
研究には様々な方法がありますが、まずは手で形を造ることが必須になります。
かつ、ここも大事なのですが、モナリザみたいな絵が描けるようになるには、ではありません。
ダ・ビンチのような物事の多面的な捉え方ができるようになるには、という意味です。
そして、これこそが元々の「アカデミック」の意味と申しても過言ではありません。
(例)光線・湿度・温度・重力・視覚生理・美術解剖・木炭の性質・紙の構造・遠近法・明暗法。
デッサンはこれらの知識を総動員した結果のようなものです。
この総動員を分厚くしていくと、いろんなことが分かって楽しいよね、ということです。
そんな私たちのプロジェクトの企画第1弾
8/13〜8/16、大阪市中央公会堂にて「二人の美術解剖学展」を開催いたします。
会期中の8/14には制作デモを行います。前芝先生は立体で、アタリは平面で、海斗さんをモデルに造ります。
粘土の塊や木炭の粉の広がりが、「人のかたち」になるその瞬間の様子をお見せします。
芸術分野の方たちだけでなく、頭を柔らかくしたい全ての皆様にいらしていただきたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
大阪市中央公会堂前のプロムナード。緑の木々がとても美しいところです。